スタジオセッション-2790


アルター様
より発売されました
『宮本 フレデリカ フレ・デ・ラ・モードVer.』フィギュアレビューです。




 


 今回ご紹介するフィギュアは、シックかつ煌びやかな衣装を身にまとった姿が印象的な、『宮本 フレデリカ フレ・デ・ラ・モードVer.』です。

 アルターフィギュアでしばしば立体化されるアイマス系フィギュアですが、今回のフィギュアは直近で発売されたアイマスフィギュアのトリを飾る存在。気合の入ったフィギュアになるのではと予想していましたが、その出来栄えはいかがなものでしょうか?


 それではお付き合いの程よろしくお願いいたします。





スタジオセッション-2791

スタジオセッション-2792

スタジオセッション-2795

スタジオセッション-2797

スタジオセッション-2809

スタジオセッション-2798

スタジオセッション-2807

スタジオセッション-2800

スタジオセッション-2801

スタジオセッション-2802

スタジオセッション-2803

スタジオセッション-2805


 息を吞むという瞬間は人生の中でも数限りあるかけがえのないものであり、その衝撃と感動は人生を多彩に彩る素晴らしい体験だと思います。


 このフィギュアはまさにその衝撃と感動を与えてくれる息を吞むフィギュア。


 その美しさと作品に込められたメッセージ性は素晴らしいという言葉一つでは収まりきらないほどに心に響くものがありました。


スタジオセッション-2810

スタジオセッション-2812


 まずこのフィギュアで目を引くのは、シックながらも煌びやかで豪奢な衣装と、それを纏ったボディラインの瞬きすら許さないほどの美しさ。

 アシンメトリーな髪の毛の造形に合わせるかのようにデザインされた衣類の造形。そこから流れるようなS字のラインが足先まで続く豊かな動的表現。流麗なことこの上ありません。

 色違いのグレーを組み合わせた、トラディショナルで洗練されたアーガイル・チェックとタータン・チェックの衣装は、プリントの乱れなど一切感じさせない非常に高品質な物。その落ち着きと格式高い雰囲気が、金色を主体とした豪奢で華麗な装飾を見事に包み込み調和させています。


スタジオセッション-2813


 またアーガイル・チェックの意匠を始めとして、この衣装のデザインはダイヤ柄をメインに構成されています。各所に輝くブラックダイヤモンド。さらにはブーツ・サッシュベルト・網タイツに至るまで、このフィギュアはそれぞれ質感の異なるダイヤモンドの輝きに覆われていて、それだけでも豪華で煌びやか。そして、フィギュアのデザインの統一感の高さにも寄与しています。


スタジオセッション-2814

スタジオセッション-2815
 

 鎖骨から胸の上部まではアールヌーヴォー調に描かれた薔薇のデザインのシースルーで覆われています。黒地から肌がうっすら透けている様子がなんともセクシーかつ蠱惑的。

 また胸元は複雑な造形を幾重にも組み合わせたフリルとなっており、クールな中にも可愛らしさをプラスする良いアクセントとなっています。
 その裏地はクリアパーツで構成されており、控えめに配されたハートマークが可愛らしく、とても素敵です。

 スタジオセッション-2816


 サッシュベルトやブーツなどに施されたエナメル調のキルティング加工の表現は高級感が高く、まるで本物の皮のような艶やかな質感です。
 また、スカートの裾・帽子の縁・帽子の表面に施されたラメは煌めき感を演出し、さらに豪奢な金装飾がゴージャス感を醸し出しています。
 
 かといって、前述の通りそれらが主張しすぎることはありません。優れた衣類の落ち着き感と格式の高さが合わさることで、豪奢ながらも上品な全体の雰囲気を醸成することに成功しています。


スタジオセッション-2817


 ブーツの裏側までしっかりと金色の塗装が施されています。メリハリが効いていてとても良いですね。

 サッシュベルトの一部にプリントされたフルード・ド・リスのプリントは、小さい部分にも関わらず非常に綺麗にプリントされています。


スタジオセッション-2818


 スレンダーかつ幼さを残す腰からお尻にかけての曲線美。網タイツに覆われたやや濃いめのデニールのストッキングの艶めかしさたるや極上です。網タイツの交差点の全てには、小さいハートが描かれており、良くこんな細かいところまで表現できるなと驚愕してしまいます。
 
 脚は細めですが、太ももから膝にかけてのシェイプは良く効いており、幼さを残しつつも大人の色気も漂わせ始める年頃の身体的特徴もバッチリ押さえているのではないでしょうか。


スタジオセッション-2819

スタジオセッション-2821


 帽子はラメの効果が特に顕著に表れていて、もうキラッキラです。


スタジオセッション-2825


 装飾類の造形の凄まじさや仕上がりの美しさも特筆すべき点です。

 こんなに細かいパーツ類を加工し塗装して貼り付ける。煌びやかな金色の輝きや美しいパールホワイト。これを量産品でここまで表現するなんてもはや信じがたいことだと思います。

 
スタジオセッション-2826

スタジオセッション-2830


 台座の意匠はアールヌーヴォー調で統一されています。ハートに囲まれた一輪の薔薇のデザインがなんとも意味深です。

 台座以外にも、このフィギュアにはハートの意匠が数多く使われているのもひとつのポイントです。


スタジオセッション-2827


 帽子は脱着可能な為、フレちゃんの美しい金髪もバッチリ拝むことが出来るのは嬉しいところ。

 細かく繊細に施された髪の毛の造形。柔らかそうなところはフワッと仕上げられ、毛先はシャープに美しく形作られています。

 グラデーションもしっかり付けらており、キラキラと明るく美しい髪色を存分に表現できていると思います。


スタジオセッション-2828

スタジオセッション-2829

スタジオセッション-2831

スタジオセッション-2832


 モノトーンに彩られたシックな衣装。それとの対比ゆえに、露出した腕やお顔は一層良く目立ち、美しさも際立っています。

 バランスよくシャープに造形された顔立ちはとてつもない美少女感を良く表現しており、プルっと弾けるような唇の質感も惚れ惚れする素晴らしさ。肌はもちろんスベスベで、しっとりとしつつも血色の良い肌調色は、若々しい精気とみずみずしさに溢れています。


 そして脇!そんなに恥ずかしげもなく脇なんて見せちゃいけませんよ!!と思いつつも、思わずガッツリ凝視したくなっちゃいます...。



おっほっほっほ~元気だ( ^ω^)


 
 

スタジオセッション-2833


 目を見開きこちらを見つめるフレちゃん。一見クールに自分を主張しているように見えますが、私にはまるで「私を見て!私を好きになって!」と魂が叫んでるように感じられました。


スタジオセッション-2836

スタジオセッション-2837

スタジオセッション-2859


 熟練のプロデューサーさんの方々ならご存じかもしれませんが、このフレ・デ・ラ・モードVer.は


プロデューサーさんに対しての愛に溢れていると思います。
 

 いちいち説明するのも野暮だと思うので説明は省略しますが、このフィギュアの細部を見ていくと、その答えはおのずと見えてくるのではないでしょうか?
 

スタジオセッション-2861

スタジオセッション-2858





総評


評価ポイント 100+pt(スーパーレジェンド)


肌やパーツの質感・塗装の完成度 15+/15点

 

・造形の完成度:10+/10点

 

・フィギュアの健全度:5+/5点

・フィギュアの取り回しの良さ:5+/5点 

・表現度・雰囲気など:15+/15点


コストパフォーマンス:★★★★★



 ということで、『宮本 フレデリカ フレ・デ・ラ・モードVer.』のご紹介でした。

 今まで名作・傑作と言われたフィギュアを数多く見てきましたが、このフィギュアはそれらに匹敵するかもしくは凌駕するほどの超絶なクオリティと表現度を備えたフィギュアでした。

 近年では稀に見る衝撃と感動に息を呑むフィギュア。基本的にはエロフィギュア収集家である私でさえ、このフィギュアの魅力には到底抗えるものではありませんでした。

 アルターの本気と底力をまざまざと見せつけられた気分です。まだまだこれからどうなるかは分かりませんが、このレベルのフィギュアがアルターのスタンダードになるのであれば、プレミアムフィギュアの敷居が一段と高くなることは想像に難くありません。

 
 それではこれにて終了とさせて頂きます。お付き合いいただきありがとうございました。






駿河屋 宮本 フレデリカ フレ・デ・ラ・モードVer.