
MAGIC MOULD(マジックモールド)様より発売されました、AKA Re:2ing フィギュアレビューです。
皆様、大変ご無沙汰しておりました。今年のフィギュアレビュー、ようやく開始でございます。
今回ご紹介するのは、マジックモールド様がneco先生のオリジナルイラストを立体化した、 AKA Re:2ingです。
予約開始から8か月程度での発売でしたので、この情勢下ではかなり頑張られたのではないでしょうか?
手に取り、レビューさせていただけることを大変うれしく思っております。
それではお付き合いの程よろしくお願いいたします。

麗しき赤の狩人という謳い文句は伊達ではない
鮮烈な赤の衣装に身を包んだ見目麗しい美少女。
その手に持つのはデスサイズを思わせる禍々しくも洗練されたデザインの大バサミ。
麗しい見た目ではあるも、不敵にほほ笑むその姿からは、敵対するものを容赦なく屠る強い意志が感じられます。

台座は豪勢な全面鏡面仕上げ。

neco先生とマジックモールド様のコラボは、同ブランドの前作である重兵装型女子高生 陸に続いて今回が2作目です。

ブランドとしては今作が3作目となりますね。他メーカーと違い、発売したフィギュアの全てがイラストレーターオリジナルのイラストからという、異色のブランディングを行われています。


淡く繊細なタッチが特徴的な原画の雰囲気がうまく表現されています。


個人的には、原画よりも不敵さ加減がよりマシマシになっているなと感じるところです。

デザイン的に赤ずきんをモチーフにしたであろうことは言うまでもないでしょう。
赤のフード付きのマントに大バサミ。そしてマントの背面にあしらわれたオオカミの紋章と、原作で登場するものがそこかしこに散りばめられています。

赤ずきんをモチーフにしたキャラクターってのは、結構目にする機会も多く、定番の題材と言えるかと思います。
表現の仕方は様々ありますが、このAKAのように麗しくも中性的な魅力をもった赤ずきん像というのは個人的に見たことが無く、新鮮さを感じさせます。

スラっと伸びた色白な美脚。

靴下に描かれた006の番号。コアなファンの方ならこの意味が分かるのかな?

腹筋の表現もおおむね原画通りと言えると思います。
ツンツンしたくなりますね(^ω^)

フードの下にはパーカーを着込み、大胆にはだけたその内側からは、黒の下着がしっかりとのぞいてしまっています。下着というよりは水着に近いのかもしれません。


髪の毛の仕上がりが少し荒いのが気がかり。近くによらなければそこまで目立つものでもないですけどね。

目のタンポ印刷はかなり綺麗に仕上がっており、とても可愛らしい目をしています。


向かって右側を向いたアングルが、個人的にはお気に入り。


椅子の意匠はバラがあしらわれています。
綺麗なバラには棘がある。もとい、この娘の場合は超巨大な大バサミでブスリとやっちゃうのでしょうね(笑

フードの背面には現代的なデザインのオオカミの紋章が施されています。アンティークな装いの中にもしっかりと今を感じさせる要素が盛り込まれていますね。

原作ではハサミを使ってザクザクといっちゃうわけですが、この規格外のハサミを使って何に相対するのか非常に気になるところです。

麗しい見た目に惑わされてはいけない。。。みたいなイメージカット

総評
フィギュア本体から小物に至るまで、高いレベルで量産化がなされています。
また、デコマスに比べれば可愛らしさはいくぶんか薄れ、ダークさとエッジナイフのような鋭さ・冷たさがより前面に出てきている印象を受けました。
麗しき狩人という言葉がよりしっくりくるような、そんな出来栄えでとても好印象です。
今回のAKAも期待を裏切らぬ良い出来栄えでした。次作も期待してお待ちしております。
それではこれにて終了とさせて頂きます。お付き合いいただきありがとうございました。
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